なぜ、ヨハネの黙示録が書かれたのか?(Study Bible 新共同訳より)
なぜ、ヨハネの黙示録が書かれたのか?(Study Bible 新共同訳より)
神が世界を統治するという希望に対して、何が起こるのだろうか?
この疑問に答える神の特別な言葉を受け取った
1 悪の勢力が世界で働いており、キリスト者は苦しみ死ななければならないこともある
2 イエスは主であり、イエスがローマ帝国などの神に敵対するすべての人や強国に勝利する
3 神に忠実であり続ける人、特に神のために命を失う人々に、神はすばらしい報いを用意している
これらのことは、信仰ゆえに苦しみ、死ななければならなかった初代教会のキリスト者にとって、力強い希望の言葉だった。
構成
ヨハネの預言と祈り 1.1-8
七つの教会のための幻 1.9-3.22
神と小羊の幻 4.1-5.14
七つの封印を開く 6.1-8.5
七つのラッパ 8.6-11.19
神の敵対者 12.1-13.18
神の裁きと守りの幻 14.1-16.21
神の敵に対する勝利 17.1-20.15
神はすべてを新しくする 21.1-22.5
最後の約束、祝福、警告 22.6-21
黙示録22・6
そして、天使はわたしにこう言った。「これらの言葉は、信頼でき、また真実である。預言者たちの霊感の神、主が、その天使を送って、すぐにも起こるはずのことを、御自分の僕たちに示されたのである。
7 見よ、わたしはすぐに来る。この書物の預言の言葉を守る者は、幸いである。」
8 わたしは、これらのことを聞き、また見たヨハネである。聞き、また見たとき、わたしは、このことを示してくれた天使の足もとにひれ伏して、拝もうとした。
9 すると、天使はわたしに言った。「やめよ。わたしは、あなたや、あなたの兄弟である預言者たちや、この書物の言葉を守っている人たちと共に、仕える者である。神を礼拝せよ。」
10 また、わたしにこう言った。「この書物の預言の言葉を、秘密にしておいてはいけない。時が迫っているからである。
11 不正を行う者には、なお不正を行わせ、汚れた者は、なお汚れるままにしておけ。正しい者には、なお正しいことを行わせ、聖なる者は、なお聖なる者とならせよ。
12 見よ、わたしはすぐに来る。わたしは、報いを携えて来て、それぞれの行いに応じて報る。
13 わたしはアルファであり、オメガである。最初の者にして、最後の者。初めであり、終わりである。
14 命の木に対する権利を与えられ、門を通って都に入れるように、自分の衣を洗い清める者は幸いである。
15 犬のような者、魔術を使う者、みだらなことをする者、人を殺す者、偶像を拝む者、すべて偽りを好み、また行う者は都の外にいる。
16 わたし、イエスは使いを遣わし、諸教会のために以上のことをあなたがたに証しした。わたしは、ダビデのひこばえ、その一族、輝く明けの明星である。」
17 “霊”と花嫁とが言う。「来てください。」これを聞く者も言うがよい、「来てください」と。渇いている者は来るがよい。命の水が欲しい者は、価なしに飲むがよい。
18 この書物の預言の言葉を聞くすべての者に、わたしは証しする。これに付け加える者があれば、神はこの書物に書いてある災いをその者に加えられる。
19 また、この預言の書の言葉から何か取り去る者があれば、神は、この書物に書いてある命の木と聖なる都から、その者が受ける分を取り除かれる。
20 以上すべてを証しする方が、言われる。「然り、わたしはすぐに来る。」アーメン、主イエスよ、来てください。
21 主イエスの恵みが、すべての者と共にあるように。