武漢 中国医者 李文亮 ウイルス キリスト者
中国全土で今、人々が李 文亮(リー・ウェンリャン)医師のことを語っています。
新型コロナウイルスを発見した医師で、2月7日午前2:58に天国に召されました。
昨年12月、彼は未知のウイルス性の肺炎について「デマを流した」かどで逮捕されましたが、つい最近彼はキリスト者であったことが分かりました。
このウイルスに対して人々の注意を喚起するために敢えて自らの健康を、命をも犠牲にする行動を取りました。
そこで、残された李 文亮医師の家族のために、とくに二人目の子どもをお腹の中に宿している妊娠8カ月でウイルスに感染している彼の妻のためにお祈りください。
彼は家族のことを思いつつ、下のような感動的な詩を中国語で書き残しました。
[私は英雄になりたいのではない私にはまだ両親がいる
そして子どもたちも妊娠している妻はまもなく出産を迎えようとしている
さらに病棟には私の患者が大勢いる私の良心は他の人たちの善良な心と交換することはできない
喪失と困惑にもかかわらず私はとにかく前進するしかないこの国と家族を選ばせたのはだれか
どれほどの悲しみを負わなければならないのか
この戦いが終わった時私は空を見上げる雨のように涙をためて私は英雄になりたいのではない
しかし、医師としてこの未知のウイルスをただ見過ごすことはできない
私の同僚を傷つけながらそして数えきれないほどの何の罪もない人々を
彼らは死にゆくが私の目を常に見つめている生きることを願いながら私が死ぬなどといったいだれが思ったことだろう
私の魂はもう天国に行っている白いベッドを見つめながらそのベッドの上には私の身体が横たわっているよく見なれた顔だ
両親はどこにいるのか
私の愛する妻はかつては追いかけることさえ難しかった妻は空には光がある人々がよく語る天国がその光の向こうにある
でも私はできればそこへ行きたくない
むしろ武漢の故郷に戻りたい
そこには私の新しい家がある毎月のローンの返済がある家がいったいどうしてそれを諦められるだろう
諦めることなんかできようか
息子のいない両親を残してなんと悲しいことだろう
最愛の妻が夫なしで自分の将来の変化に向き合うことができるだろうか
私はすでに世を去った私の身体を人が運ぶのが見える
袋の中に入れて大勢の同胞が並んでいる
私のように去って行った火葬場の火の中に押し込まれていく
夜明けにさようなら、愛する者たちよさようなら、私の故郷、武漢よ願わくばこの恐ろしい大惨事の後にみなさんが思い出してくれることをできる限り早くこの真実を伝えようとした人がいたことを
願わくばこの大惨事の後に義とは何かを皆さんが知ることを
善良な人々が終わりのない恐怖の中でこれ以上苦しむことがないように望みのない悲しみを]
「私は戦いをりっぱに戦いぬき、走るべき行程を走りつくし、信仰を守りとおした。
今や、義の冠が私を待っているばかりだ」(聖書 第2テモテ4:7)