誰にも相談できない悩みを、解決するには?
ある牧師のメッセージから
先日『リンゴとミカン』というエッセイを読みました。
78才の古垣内さんという方のエッセイです。
少年時代彼は人口500人という村で生まれ育ったのです。
お父さんは小学校の先生でしたが、あるとき2歳年下の元田という青年教師が赴任して来たのです。
年齢も近く2人は実の兄弟のように親しくなり、元田先生は古垣内さんの家にホームステイします。家族の一員のように仲良くなっていったのです。
ミカンとリンゴを送りかわす約束
ところが5年後、元田先生のお父さんが突然亡くなられ実家のリンゴ園を継ぐために長野に帰って行かれたのです。
張り合いをなくしたのか、お父さんも2年後に教師をやめ、先祖代々続くミカン作りを始めたのでした。
お父さんは自分が育てたミカンを元田先生に送りました。そして箱の中に「これから毎年、生きている限りみかんを送る」と手紙を入れたのです。
すると元田先生からも木箱に入ったリンゴが届き、「僕も一生涯先輩にリンゴを送ります」と書いてきたのです。
それから毎年、和歌山と長野の間をミカンとリンゴが行きかったのです。
あるときお父さんがお母さんに言いました。「俺が死んでもミカンを送り続けてやってくれ。彼は気が弱いからショック死するかもしれんからなあ。」
お母さんは「必ず守ります」と約束したのです。
何事もなく20年が過ぎたとき、お父さんは突然倒れて帰らぬ人になりました。しかし、お母さんはこの事実を伏せてミカンを送り続けたのです。
何も知らない長野からはリンゴが届きます。そうして7年たったときお母さんが言いました。「最近林檎に手紙が入ってないわねえ。」
そこで彼は元田先生宛に事情を打ち明けた手紙を送るのです。
奥様から届いた返事には、実は、主人も7年前に亡くなっていたのです。
でも死の直前「俺が死んだのを兄貴に知らせるな。あの優しい人のことが心配なんだ。」それで言われた通りにしてきたのです。
それからお母さんと奥さんとの間でミカンとリンゴの往来が始まったのです。
しかし、やがて奥さんからもリンゴが届かなくなりました。奥さんも亡くなられたからです。
人が誰かにした約束を果たすことが出来るのは、その人が生きている間だけです。
どんな約束も人間がする約束は、永遠の約束にはなりません。
なぜなら永遠に生きている人は誰もいないからです。
永遠に存在し続けている方だけが永遠を保障することが出来るのです。
永遠に存在し続けている方だけが永遠を保障することが出来るのです。
これを読んで、勝浦の感想です。
先日、あるクリスチャンから、メールで相談を受けました。
自分の考えている悩み、苦しみを、誰にも相談できないと。
そして私に、その悩みの一部をメールに書いてきました。
私は、それを読みながら、思いました。
イエス様が、聞いてくださるのにと。
そして、アドバイスしました。
「それでは、その全ての苦しみ、悩みを、一人になって、イエス様にぶつけてください。
そして、一方的に話した後、しばらく沈黙してください。
聖書のみ言葉が、示されるなら、そこを読んでください。
何も、示しがなかったら、聖書を手にして、パラパラとめくってください。」
このアドバイスで、永遠に生きておられる神が、ふさわしい時に、応えてくださるのは、間違い無いですと、お話ししました。
聖書の神のことばは、永遠に続きます。
聖書の神のことばは、永遠に続きます。
イザ 40:8 草は枯れ、花はしぼむ。しかし、われわれの神の言葉はとこしえに変ることはない」。